■漂白実験■

プラ漂白をネットで調べてそれを元に実験してみました。
ソフビでの実例をあまり見ないのでご参考までに。
実際にやってみる場合は自己責任でお願い致します。


うちで古い部類のいいんちょヘッドです。随分黄色っぽく変色してます。
眉間部分のシミは誤って塗料を落としてしまった時のものです。
同じ位古くても変色が目立たないヘッドもあるのでソフビのロットにより変色しやすい変色が目立たないがあるのかも知れませんね。
まぁこの辺は分かりませんが。

で、今回漂白実験に使うのがプラ漂白で有名な?ワイドハイターEXです。
漂白には過酸化水素がメインで必要との事ですので同じ成分なら他の銘柄でも問題はないようです。
漂白の原理はよく分からないのでここでは割愛!

チャック袋にヘッドとワイドハイターEXを入れて空気を追い出し密閉します。
ワイドハイターEXは原液でも2~3倍に薄めても効果にはさほど変わりがないらしいです。
今回の実験では原液を使いました。

このチャック袋、ジワジワとしみ出してくるのでタッパーに入れて直射日光を浴びせました。
漂白には過酸化水素と日光が肝心らしいのですが紫外線はソフビの敵…と言うイメージなので黄変がひどくなりそうな感じで心配しながら日光を当て続けます。

期間は今回4日間です。
まぁ日のよくさす場所に放置していただけですが。

4日後…。予想以上に肌色っぽくなってます。
直射日光を当て続けたのでチークが消えて無くなってます。
消えてしまったものは書き足せば済みますので無問題です。
眉間のシミは消えていません。色移りも元のママ変わりません。
あくまでも今回の漂白手順は化学変化で変色した物を化学変化で元に戻すという方法らしいので(原理はよく分かっていません!)物理的に色移りした物には全く効果がありません。
  ヘッドの蓋は漂白していませんでしたので付けてみるとこれだけの差異があります。

人肌のゲルには応用出来ないのかと興味が出るところですが人肌のゲルは目の細かいスポンジという感じの構造です。
つまり水分を吸収してしまいます。漬け込むと水を吸って膨張したり内部に気泡がある場合は水分が入り込んで水疱状のものが表面に出来たり、水分が蒸発する時に空気が追い出された状態になるので表面のへこみの原因となります。
大丈夫な事もありますがやってみないと分からないので漬け込む事はおすすめ致しません。

プラ漂白実験されている方の記事をみますとワイドハイターEXにつけ込む必要は無く塗って日光に当てても効果が出るとの事です。
この方法は人肌のゲルにも応用がききそうですね。いづれ実験してみたいです。

■追記■

白肌も同じようにやってみましたが白肌は漂白しない方が良いかも。
微妙な赤味が飛んでしまい肌が汚くなる印象を受けます。
次回予告?
  桐葉ヘッドも黄変してなんとかしたいといじっていたのですが褐色肌になってしまいました。
半年あまり放置していましたが変化ないようなので褐色桐葉でもいいかな…と。
染め方のレシピとかはもう少し検証して狙い通りの濃さや色が出せれば書いていこうかなと思っております。
いつになるか分かりませんが。